「建設設備業が自ら生きる道を創造する」を理念に掲げ、建設設備業界の革新に取り組む株式会社弘栄ドリームワークス(本社:山形県山形市、会長:船橋 吾一)は、2026年8月22日(土)・23日(日)の2日間、霞城セントラル・アトリウムにて「第5回パイプロボコン全国大会」を開催しました。
「パイプロボコン」は、配管内を調査する産業用ロボット「配管くん」をベースに開発されたホビーロボット「メカモグラ」を、透明な配管でつくられたコース内で走行させ、そのタイムを競う大会です。
第5回となる今回は、全国各地で開催された地区大会を勝ち抜いた選手など2日間で計41名が参加。高校生以下を対象とした「ノーマルクラス」と、年齢制限なく参加できる「オープンクラス」に加え、今年から新たにコントローラーを使わず自律走行でタイムを競う「自律クラス」を実施しました。
当日は、小学生から大人まで幅広い世代の参加者が、同じ“配管”を舞台に日本一を目指して熱戦を展開。ロボットを速く走らせるために試行錯誤する中で、普段は目にする機会の少ない「配管」や、その内部を調査する技術に楽しみながら触れる機会となりました。
深刻化する建設業界の担い手不足 “遊び”を入口に子どもたちへ業界の魅力を発信
建設設備業界では、若年層の新規就労者の確保や世代交代が課題となっており、将来の担い手確保が求められています。
一方で、子どもたちにとって、建物の壁や床の中にある「配管」や、それを支える建設設備の仕事は、日常生活の中で目にする機会が少なく、仕事内容や技術に触れるきっかけも限られています。そこで弘栄ドリームワークスでは、子どもたちや若い世代に建設設備業界をもっと身近に感じてもらうため、“遊び”を入口とした業界との接点づくりに取り組んでいます。
その一つとして生まれたのが、実際の建設設備の現場で活用される配管内点検ロボット「配管くん」をもとにした「パイプロボコン」です。
仕事で使われる技術を“遊び”に変えることで、「配管っておもしろい」「こんな仕事があるんだ」と興味を持ってもらい、普段は見えない場所から暮らしや社会を支える建設設備の仕事を知るきっかけをつくっています。
こうした体験を通じて、建設設備業界をより身近な存在として感じてもらい、将来の担い手との新たな接点につなげることを目指しています。
配管ロボットでタイムを競う「パイプロボコン」 今年から“自律クラス”も新設
大会で使用する「メカモグラ」は、透明な配管でつくられたコース内を走行するホビーロボットです。
参加者はメカモグラを操作し、いかに速くコースを走り抜けられるかを競います。操作技術を磨くだけでなく、ルールの範囲内で機体を自分好みにカスタマイズできることも、パイプロボコンの楽しみの一つです。
大会には、高校生以下が参加する「ノーマルクラス」と、年齢制限のない「オープンクラス」があり、小学生から大人まで世代を超えて競い合うことができます。
さらに今年からは、コントローラーによる操作ではなく、プログラムによってメカモグラを自律走行させる「自律クラス」を新設。従来の操作技術に加え、プログラミングや自動制御といった新たな技術にも触れられる大会へと進化しています。
全国12地域から選手が山形に集結 日本一をかけた熱戦
2026年度は、神奈川、兵庫、東京、静岡、福島、山梨、山形、千葉、埼玉など全国12地域で地区大会を開催。各地で好成績を収めた選手や、全国大会当日の最終予選を勝ち抜いた選手など41名が山形に集結しました。
全国大会には7歳から親世代まで幅広い世代が参加し、8月22日(土)に「ノーマルクラス」、23日(日)に「オープンクラス」を実施。今年から新設された「自律クラス」も行われ、各クラスで日本一をかけた熱戦が繰り広げられました。
ノーマルクラスの決勝戦では、優勝をかけた両者が同時にゴールするという異例の展開となり、引き分け再試合に。白熱した接戦の末、11歳の選手が優勝を果たしました。
さらに、ノーマルクラスで優勝した選手は、翌日に開催されたオープンクラスにも当日の予選から飛び込みで出場。年齢制限のないクラスでも勝ち上がり、2日連続で優勝を果たしました。
ノーマルクラス
優勝: 11歳男子(西東京大会より参加)
2位 : 13歳男子(甲信越大会より参加)
3位 : 12歳男子(東東京大会より参加)
オープンクラス
優勝: 11歳男子(西東京大会より参加)
2位 : 14歳男子(最終予選から勝ち上がり・宮城)※前年優勝者
3位 : 9歳男子(神奈川大会より参加)
参加した方々からは、「パーツを組み替えて自分なりの機体を作れるのが面白かった。」
「たまたま大会を見かけたのがきっかけで、やってみたら楽しくてハマってしまい、大会に出るようになった。自分で操作してゴールするのが楽しい。」「曲がったり調整したりするのが結構難しかった。」といった声がありました。
大会も今回で5回目となり、機体を自分なりに工夫する面白さや、操作・調整の難しさも含め、参加者が試行錯誤しながら競技を楽しんでくださっていることを非常に嬉しく感じております。
弘栄ドリームワークス会長・船橋 吾一 コメント
「パイプロボコン」は、ある社員の「配管くんをホビーにしたらおもしろいのでは?」という一言から始まりました。
小さなアイデアから始まった大会ですが、回を重ねるごとに参加してくださる方や応援してくださる方が増え、今年で第5回を迎えることができました。
大会で子どもたちが真剣な表情でメカモグラを操作したり、大人と一緒になって夢中になったりする姿を見るたびに、「おもしろい」という気持ちが、配管や建設設備の世界を知る入口になっていることを実感しています。配管は普段目にする機会こそ少ないですが、私たちの暮らしを支えるために欠かせない存在です。パイプロボコンをきっかけに、一人でも多くの子どもたちが建設設備に興味を持ち、いつかこの業界を支える仲間になってくれたら、これほど嬉しいことはありません。これからも“遊び”を通じて、建設設備の面白さや可能性を伝えていきたいと思います。
大会概要
名称 : 第5回パイプロボコン全国大会
開催日 : 2026年8月22日(土)・23日(日)
会場 : 霞城セントラル・アトリウム
〒990-0827 山形県山形市城南町1丁目1-1
開催クラス: 8月22日(土) ノーマルクラス(高校生以下)
8月23日(日) オープンクラス(年齢制限なし)
8月22日(土)・23日(日) 自律クラス
主催・運営: 一般社団法人パイプロボット普及協会
URL : https://mekamogura.com/
協賛 : 株式会社KOEI、株式会社コサカ、株式会社弘栄ドリームワークス、
株式会社山元工業所、熱研プラント工業株式会社、株式会社ロボテナ
後援 : 山形市
株式会社弘栄ドリームワークスについて
2019年設立。山形県山形市に本社を構える。パイプ探査ロボット「配管くん(R)」、AI漏水診断システム「音とりくん(R)」の開発・販売を行うほか、建設業プラットフォーム「何とかしたいを何とかします!」のビジネス推進など、建設設備業界の課題解決に向けたさまざまな事業に取り組んでいます。