概念の再定義:体幹は「固める壁」ではなく「エネルギーの伝達路」
「スポーツのために体幹を強くしたい」と願う人の多くが、腹筋をガチガチに固めるトレーニングに励みます。しかし、数々のプロ野球選手やメジャーリーガーを指導してきた清水忍氏は、その認識に一石を投じます。
「体幹が強いとは、下半身で発生させた大きな力を、ロスなく上半身へ伝える能力が高いことを指します。つまり、体幹は固めるための『壁』ではなく、力を運ぶための『架け橋(ブリッジ)』なのです」
例えば、歩く、走る、あるいはバットを振る。あらゆる動作において、体幹が単なる「塊」になってしまうと、しなやかな連動性は失われ、結果として腰や肩に無理な負担がかかります。真に機能する体幹とは、必要な時にカチッと固まり、動くべき時には柔軟にひねることができる「賢い連動性」を持っている状態なのです。
動作の言語化:脳の「認識」を書き換えれば、動きは劇的に変わる
清水氏が指導で最も大切にしているのは、意外にも「筋力を上げること」ではなく、本人の「脳内の認識」を書き換えることです。
「腕立て伏せを例にしましょう。多くの人は『胸の筋肉を大きくする』ために行いますが、私は『地面を強く押す能力を高める』という意識を持たせます。目的を『筋肉』から『動作』に変えるだけで、力の入れ方やフォームが変わり、その先にあるスポーツや日常のパフォーマンスに直結するのです」
「何のために、今この動きをしているのか」。
この理解が伴わないトレーニングは、ただの作業になってしまいます。脳が動作の目的を正しく理解して初めて、筋肉は「使える武器」へと進化します。
環境の整備:ストレッチポールが担う「リセット」の役割
アスリートも一般の方も、共通する悩みの原因は「不適切な動作の繰り返し」にあります。どれほど優れたトレーニングを積んでも、土台となる姿勢が崩れていては、歪みが生じて痛みへと繋がります。
ここで重要な役割を果たすのが、ストレッチポール〓やアシスティック〓といったツールです。
これらは単に「気持ちよくリラックスする」ための道具ではありません。日常生活や激しいプレーで染み付いた体の「クセ」を一度リセットし、人間本来の正しい姿勢へと戻すための装置です。
特に、骨盤と肩甲骨を適切に分離して動かせる状態を整えることは、二足歩行で効率よく動くための必須条件。ツールを使って体を「ニュートラル」に戻すことで、手足と体感が連動する準備が整うのです。
なぜ今、すべての人に「体幹ケア」が必要なのか
プロのアスリートは「高い成果を出すため」に。 一般の方は「一生自分の足で歩き続けるため」に。
目的は違えど、目指すべき方向は同じです。
それは「不適切な動きによるダメージを減らし、身体の連動性を最大化すること」に他なりません。
「ほぐして終わり」のケアから卒業し、体幹という伝達路を整え、正しく動かせる体を手に入れる。これこそが、人生100年時代を支える、新しいヘルスケアのスタンダードなのです。
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