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ポール・ディアノが死去、「鋼鉄の処女」などアイアン・メイデン初期のヴォーカル

2024-10-23 01:18:00
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ポール・ディアノが死去した。66歳だった。英ヘヴィメタル・バンド、アイアン・メイデン結成当時のヴォーカルだったポールが、イングランド南部ソールズベリーの自宅で息を引き取ったことを、本人のレコードレーベルであるコンクエスト・ミュージックが発表した。 同レーベルの声明によると、1958年5月17日にロンドン東部チングフォードで生まれたポールは、1978年から1981年にかけてアイアン・メイデンのリードシンガーとして、画期的なデビューアルバム「鋼鉄の処女」と、それに続く「キラーズ」に参加して脚光を浴びた後、バンドを脱退。その後、バトルゾーンやキラーズといったバンドで活動したほか、ソロでも数多くの作品をリリースした。 近年は深刻な健康問題に悩まされたポールだが、車椅子でステージに上がり世界中のファンを楽しませ続け、2023年以来100を超えるショーを重ねてきたという。9月には、アイアン・メイデン脱退後のポールのキャリアを振り返る初のアルバム「ザ・ブック・オブ・ザ・ビースト」がリリースされた。 アイアン・メイデンはポールの訃報を受け、こう声明を発表している。 「ポールのアイアン・メイデンへの貢献は計り知れないもので、50年近くバンドとして歩んできた道を歩む手助けをしてくれた。フロントマン、ヴォーカリストとしての彼の先駆的な存在は、ステージ上でも、最初の2枚のアルバムでも、我々だけでなく、世界中のファンの記憶に深く刻まれるだろう」 また同バンドのベーシスト、スティーヴ・ハリスは、Twitter(X)への投稿でポールと最近連絡を取っていたことを明らかにし、こう故人を偲んでいる。 「彼が亡くなったのは本当に悲しい。(英サッカーチーム)ウェストハムやその浮き沈みについてメールし合っていたから、彼と連絡を取っていたのはつい最近のことだ。少なくとも、彼は最近までギグを続けていた。それが彼を生かせていたんだ。できる限り活動を続けることがね。彼は私たちみんなに惜しまれるだろう。安らかに眠ってくれ」