“1度も規定投球回に到達せず”佐々木朗希投手に井口資仁氏「私の中では計画通り」と断言
2025-01-29 06:36:00
元メジャーリーガーの井口資仁氏(50歳)が、1月26日に放送されたスポーツ番組「ABEMAスポーツタイム」(ABEMA)に出演。ドジャースに移籍した、ロッテ監督時代の教え子・佐々木朗希投手(23歳)の活躍を大胆予想した。
番組はこの日、ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希投手を特集。その中で、佐々木投手の活躍について、井口氏が大胆予想を展開した。
“MLB史上最高の先発ローテーション”と目される今季のドジャース先発陣には、エース級の投手がズラリ。井口氏は「この中に入るのは良いこと。層が厚いので、チームは無理して朗希を投げさせる必要がない」と語り、先発ローテーションの一角を担うと予想される大谷翔平選手について言及。「大谷選手は5月ぐらいまでは投手に復帰しないと思うので、まずは朗希がそこのポジションに入っていければいい。大谷選手が復帰したら中6日で回ると思うので、朗希も中6日で大谷選手とセットで上手く回ってくるといいと思う」と、山本投手を含めて日本人投手3人が先発投手として活躍する未来に期待を寄せた。
その一方で、佐々木投手はプロ5年間で1度もNPBの規定投球回に到達していないことについて話題が移ると、井口氏は「ロッテには入団してから5年間の育成計画があったので、私の中では計画通り」と断言するも、「もう少し投げて欲しいなって思いはありましたけど…」と本音をポツリ。
そして「夏場になるといつもマメを作っていたので、MLBの環境でどのように対応していくかが課題になってくる」と伝え、さらに「ドジャースは日本での投球回を見ているだろうから、今季は120回ぐらいに抑えてくるだろうけど、いずれかは150回ぐらい投げて欲しい」とエールを送った。
また、井口氏はMLB選手の先輩として「彼はメンタル的にはMLB向きの選手。MLBは自分の意見がしっかりと言えて、コーチと会話できることが大事」と高評価。これに、サッカー元日本代表の槙野智章は「野球選手ってサッカー選手よりも語学が苦手な印象がある。サッカー選手は若い時から語学を勉強して、海外チームに移籍した時は1人でインタビュー対応したりするんです」と率直な疑問を浮かべると、井口氏は「野球選手はあまり勉強しないですね(笑)。通訳に任しちゃうことが多いです」と返答。
槙野は「自分の気持ちを間違えずに伝えたいから通訳を通すんですか?」と質問すると、井口氏は「それもあると思う。僕は英語を話せたけど、大事な部分は通訳を通していた」と応じた。
最後に、井口氏は“佐々木投手の将来的な成績”を大予想。井口氏は「サイヤング賞」と掲げ、「これは朗希の目標ですから!明確に設定している選手が1年目から宣言していたので獲りますよ。これは今年来年の話ではなく、3、4年後に大谷投手と山本投手と争いながら朗希が獲ると思う」と見通し、「確率は60%ぐらいあると思います!」と声を弾ませた。