“米アカデミー賞2度受賞”の名優、妻・愛犬と共に遺体で発見

俳優のジーン・ハックマン（95歳）が、妻と愛犬と共に死亡しているのが発見された。 2月26日、ニューメキシコ州の自宅で、妻のベッツィー・アラカワ（63歳）さんとペットと共に遺体で発見されたジーンだが、事件性の疑いはないという。 サンタフェ郡保安官事務所のアダン・メンドーサ氏は、サンタフェ・ニューメキシカン紙に「いま言えることは、私たちは予備の死亡捜査を行っており、捜査令状の承認を待っている最中です」と語っており、死因は明らかにしていない。 ジーンは60年にわたるキャリアの中で、1971年作「フレンチ・コネクション」と、クリント・イーストウッドと共演した1992年作「許されざる者」で2回アカデミー賞を受賞。また、英国アカデミー賞を2回、ゴールデングローブ賞を4回受賞したほか、全米映画俳優組合（SAG）賞や銀熊賞にも輝いている。 1978年に「スーパーマン」でレックス・ルーサー役を演じ、世界的な名声を獲得したジーンは、1990年代から2000年代にかけて「バードケージ」「目撃」「ザ・プロフェッショナル」を含む多数の映画に出た後、2004年のコメディ映画「ムースポート」への出演を最後に、映画界から引退した。 ジーンは引退の理由について、心臓が「ストレス」をかけてよい状態ではないと医者から忠告されたからだと語っていた。