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ルクセンブルグの王子が22歳で死去、難病「POLG」で長い闘病生活

2025-03-11 03:51:00
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ルクセンブルグのフレデリック王子が死去した。22歳だった。 「POLG」という難病との長い闘病を続けてきたフレデリック王子が、3月1日に息を引き取ったことを、父のロベール王子が8日夜に発表した。 POLG財団のウェブサイトに掲載されたメッセージの中で、ロベール王子はこう綴っている。 「私たちの息子であり、POLG財団の創設者兼クリエイティブ・ディレクターであるフレデリックが亡くなったことを、妻と私が皆様にお知らせするのは、とても悲しいことです」 「先週の金曜日、2月28日の『世界希少・難治性疾患の日』に、最愛の息子は私たちを部屋に呼び、最後にもう一度だけ話をしようとしました」 「15年間そばを離れなかった素晴らしい母に、彼はすでに胸の内をすべて話していました。フレデリックらしく、私たち一人ひとりに別れの言葉を贈った後、彼は私たちに最後の家族のジョークを残しました」 「最期の瞬間でさえ、彼のユーモアと限りない思いやりが、私たちに最後の笑いを残させたのです。私たちみんなを元気づけるために」 「フレデリックが最後に私にした質問は、『パパ、僕のこと誇りに思う?』でした」 「彼は数日間ほとんど話すことができなかったので、この言葉の明瞭さは驚きであると同時に、その瞬間の重みは深いものでした」 「答えはとても簡単で、彼はそれを何度も聞いたことがありました。しかし、このとき彼は、遂に次に進むため、自分がその短くて美しい存在で、できる限りの貢献をしたという安心感を必要としていたのです」 POLG財団のウェブサイトでは、この稀な遺伝性疾患は遺伝性ミトコンドリア障害であり、身体の細胞からエネルギーを奪い、その結果、多臓器において進行性の機能障害と不全を引き起こすと説明している。