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ボクシングの元ヘビー級王者、「キンシャサの奇跡」ジョージ・フォアマンさん死去

2025-03-25 12:12:01
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ボクシング・ヘビー級世界王者に2度輝き、オリンピックの金メダリストでもあったジョージ・フォアマンさんが死去した。76歳だった。 遺族はインスタグラムの声明で、次のように述べている。   「深い悲しみとともに、私たちの愛するジョージ・エドワード・フォアマン・シニアが、2025年3月21日に愛する人たちに囲まれて安らかに旅立ったことをお知らせします。敬虔な牧師、献身的な夫、愛情深い父、そして誇り高い祖父であり曾祖父でもあった彼は、揺るぎない信仰、謙虚さ、そして目的意識を持った人生を送りました」 1949年にテキサス州で生まれたフォアマンさんは、ヒューストンで育ち、17歳で減量して「偉大なストリートファイターになる」ためにボクシングを始めた。1968年には、わずか19歳でメキシコシティーオリンピックで金メダルを獲得した。 その後、プロとして大成功を収めたが、1974年にモハメド・アリと対戦、KO負けし、「キンシャサの奇跡」としてボクシング史に残っている。 フォアマンさんは、ヴォーグ・マン・アラビア誌に当時の心境をこう振り返っていた。 「あの夜、私は今までのすべてを失った。アスリートとしての人生で最も悲惨な出来事だった。私はもう男でもなかった」 1999年にボクシングから完全に引退し、76勝5敗の成績を残した。 フォアマンさんの訃報を受けて、多くのお悔みの言葉が寄せられており、マイク・タイソンはXに「ジョージ・フォアマンの家族にお悔やみ申し上げます。ボクシング界だけでなく、それ以外の分野への彼の貢献は決して忘れられるものではありません」と綴っている。