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2531年には日本人全員が「佐藤さん」になる…“2531佐藤さん問題”とは

2025-05-08 11:42:00
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5月7日に放送されたバラエティ番組「ニノなのに」(TBS系)で“2531佐藤さん問題”が取り上げられ、夫婦同姓の制度が深く関わっていると紹介された。 番組で、2024年に東北大学の吉田浩教授が「2446年には日本人の約半分・2531年には日本人全員が『佐藤さん』になる」という試算結果を発表したという情報が紹介され、番組が吉田教授にインタビューを実施。 吉田教授によると、現在、日本の人口が減ってきており、いろいろな姓がなくなっていく中で、現在日本人の約1.5%と名字ランキング第1位である“佐藤”の割合が最後まで生き残るという試算が出ていると話し、この現象は「2531佐藤さん問題」と名付けられ、日本が抱える問題の1つとなっていると紹介された。 番組が、街の“佐藤”さんに現在の“佐藤さん問題”を聞いてみたところ、学校のクラスや会社の職場で「佐藤被り」があると話し、番号などで呼ばれることもあるとのこと。さらに番組では、ほかの国、アメリカとイギリスでは「スミスさん」、韓国は「キムさん」、中国は「ワンさん」といった名字が1番多いが、韓国や中国は夫婦別姓、アメリカやイギリスは選択的夫婦別姓のため、「佐藤さん問題」は起こらないと説明。吉田教授も「佐藤さん問題」は夫婦同姓の制度が深く関わっており、「この“佐藤さん問題”は単なる名字の競争の話ではなくて、日本人の人口とかどういう社会を作るのか滲み出ている問題」と語った。