トム・クルーズ、“強引な妹”のおかげでダスティン・ホフマンと名作での共演実現
2025-05-19 01:41:00

トム・クルーズ(62歳)は、妹のおかげでダスティン・ホフマン(87歳)と共演できたそうだ。
1988年公開の「レインマン」で主演を務めた2人、トムは妹のキャス・メイポーザーとニューヨークのレストランで食事をしていた際に、テイクアウトの注文をしているダスティンを見つけ、キャスが声をかけるように促したという。
5月11日、ロンドンのBFI(英国映画協会)で行われたインタビューでトムはこう振り返った。
「キャスが『ダスティン・ホフマンがいる』って言ったんだ。僕が見上げたら帽子を被った彼がいてね。『セールスマンの死』の撮影中でテイクアウトをしているところだった」
「『向こうに行って挨拶してきなさいよ』って言われてさ。僕は『挨拶なんてしないよ』って答えたら、『あなた彼のこと知っているじゃない。出演している映画だって』って。彼女はそういうことをしない人だし、僕も人に近づいたりなんてしないんだけど、その時の彼女はとても強引だった」
「『もしあなたがしないんなら、私が行って、あなたが何者かを教えてくる』って言われて僕は『彼は僕のことなんて知らないだろうし、恥ずかしいにもほどがある!』って」
最終的にトムが折れて、ダスティンのもとに行き、「失礼します、ミスター・ホフマン。申し訳ないですが」と話しかけると、「クルーズ!」と言われたという。そしてダスティンはトムとキャスを「セールスマンの死」の撮影に招待、それが「レインマン」への共演に繋がったそうだ。
トムはこう続ける。
「帰り際に『君と映画を撮りたい』って言われたんだ。『それは素晴らしいです』って僕は答えた。実現したよ。1年後に彼から『レインマン』が送られてきてね」
そんな2人が兄弟を演じたヒューマンドラマの名作は大ヒットを記録、作品賞やダスティンの主演男優賞を含めアカデミー賞4部門を獲得した。