ドジャース監督「今季はジャッジよりも翔平のほうがホームラン打つ」と予想
2025-05-27 02:17:00

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52歳)が、5月26日に放送されたスポーツ番組「おはようロバーツ」(ABEMA)に出演。大谷翔平選手(30歳)と、ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手(33歳)、今季の“ホームラン王”の行方を予想した。
ドジャースを率いて、昨シーズンのワールドチャンピオンに導いた“名将”ロバーツ監督が、ABEMAの独占インタビューに対応。5月に入り、“ホームラン量産モード”に突入した大谷翔平選手の話題になり、大谷選手の打撃好調の秘訣について聞くと、ロバーツ監督は「翔平が絶好調の時は高めの球をしっかりとらえられている。高めの球を芯でとらえている時はホームランになっているから、彼は絶好調ですね。反対に、膝下の低い球に手を出す時はあまり状態が良くない時です」と明かした。
投手としては、5月22日の投球練習で、右肘に負担がかかるとされるスライダーを解禁。このことについて、ロバーツ監督は「翔平は医療スタッフやドクターと話しているほか、執刀医や代理人、我々のトレーナー陣とも会話している。彼らが私に次の段階が何かを伝えてくれていて、ほぼすべて医師と翔平の判断をもとに進めている」と背景を説明し、「翔平がスライダーを投げ始めても大丈夫で、肘が耐えられると感じたから、これは一歩前進です」と笑みをこぼした。
さらに、5月31日から始まるニューヨーク・ヤンキースとの3連戦における、大谷選手とジャッジ選手の“MVP競演”を前に、ロバーツ監督は「今季はジャッジよりも翔平のほうがホームランを打つと思う」と大予想。その理由を「翔平はジャッジほど四球を選ばないし、ジャッジのほうが歩かされるので、打席数は同じだが翔平の方が打つチャンスが多くなる」と語った。
また、昨年ワールドシリーズでぶつかったヤンキースとの対戦について、「ジャッジには弱点がないと思う。彼に打たせないというのは無理」と断言した上で、「彼の前の打者たちを抑えることが重要になる。ジャッジを四球で歩かせることになるだろう。故意四球ではなく、ジャッジ以外の誰かには打たれてもいい」と静かに闘志を燃やした。