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巨匠マーティン・スコセッシ監督、5歳のときに「映画作りが天職」と悟る

2025-06-14 08:18:00
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マーティン・スコセッシ監督(82歳)は、自身の天職が「映画作り」であると悟ったのは、わずか5歳のときだったという。 「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」などで知られる巨匠は、幼少期に家族とともにロベルト・ロッセリーニ監督のイタリア映画「戦火のかなた」を観た際、ニューヨークに住む親戚が話すシチリア方言をスクリーンで初めて耳にし、将来の道を決意したと明かしている。 6月12日、シチリア島で開催されたタオルミーナ映画祭にて生涯功労賞を受賞したスコセッシ監督は、観客に向けて次のように語った。 「その夜、あの部屋で、私は映画を作ることが天職だと感じました。そして、この映画が私たちを動かしたように、人々の心を動かす作品を作りたいと思ったのです。つまり、シチリアが私を映画に惹きつけ、映画が私をシチリアに引き寄せたのです」 また、アメリカで育った自身のルーツについても触れ、「ネイティブアメリカンを除けば、私たちは皆、移民、移民の子ども、あるいはその子孫です」と述べたうえで、次のように続けた。 「この国はまだ若い。250年の歴史は、世界史の中では取るに足らないものです。私たちは今も学び続けている。まだ這いずり回っている段階で、歩くことも話すことも、まだ始まっていないのです」 さらにスピーチの中では、ハリウッドの伝説的存在であり、シチリア出身でもある「素晴らしき哉、人生!」のフランク・キャプラ監督にも敬意を表した。