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JAPAN EXPO「エヴァンゲリオン」30周年記念ステージに“パリっ子”熱狂

2025-07-06 13:14:00
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「エヴァンゲリオン」シリーズ30周年を記念して、フランス・パリ「JAPAN EXPO」YUZUステージにて、スペシャルステージが開催された。 1995年の「新世紀エヴァンゲリオン」テレビシリーズ放送開始から30周年を迎える2025年。世界中のファンに愛され続ける本作の記念イベントに、「新世紀エヴァンゲリオン」主題歌のアーティストである高橋洋子、「新劇場版」シリーズ完結作「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の鶴巻和哉監督、前田真宏監督、そして作品を通じて脚本協力を務めた榎戸洋司氏が登壇。会場には約2,000人の来場者が集まり興奮・熱狂となった。 イベントの冒頭は、MCの呼び込みにより高橋洋子がステージに登場し、「Yoko Takahashi Japan Expo スペシャルステージ」が開幕。フランスでは初披露となる「what if?」で、その圧倒的な歌唱力を披露すると会場から大歓声が上がる。畳み掛けるように代表曲「魂のルフラン」が始まると、会場からは立ち上がって声援を送るファンが続出。そして30年前この曲から始まったと言っても過言ではない「新世紀エヴァンゲリオン」主題歌「残酷な天使のテーゼ」が流れた瞬間、会場中から大きな歓声と拍手が巻き起こり、パフォーマンスを終えた後はスタンディングオベーションに包まれた。 続いての“クリエイタートーク”は、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の鶴巻和哉監督、前田真宏監督、そして作品を通して脚本協力を務めた榎戸洋司氏が登壇。シリーズを通じて作品に関わった彼らにとって「エヴァンゲリオン」がどのような存在だったのか、当時の制作話や、シリーズを通じての挑戦など、貴重なトークを披露した。 1995年10月より放送開始された「新世紀エヴァンゲリオン」では副監督を務めた鶴巻氏は、直前に行われた高橋洋子のパフォーマンスについて語る。 「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」制作時、REBIRTH編の監督であった鶴巻氏は、主題歌候補であった高橋洋子の2曲の中から「魂のルフラン」を庵野監督へ推薦したエピソードを披露。「とても好きな曲なので、高橋さんの生の声で聞けて嬉しい」と語り、観客に深い共感を生んだ。 前田真宏監督も、庵野秀明監督より誘われたことをきっかけに「エヴァンゲリオン」シリーズに参加した経緯を披露した。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」本編終盤での碇ゲンドウのシーンに、自分なりの解釈・想いをかけて庵野秀明総監督と共にクリエイトしたエピソードを披露し、ファンの胸に響く内容が語られた。そして榎戸氏は「新世紀エヴァンゲリオン」30年前の制作時に、まず最初に第弐話の脚本を担当した経緯や、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」本編制作のため合宿を行った思い出話を語った。 トークセッションの締めくくりには、鶴巻氏が、フランス、そして世界中のファンへ「これからも『エヴァンゲリオン』シリーズを愛してくれると嬉しいです」と語ると、会場中が大きな拍手。そして…イベントの最後には「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の上映がスタート。特に冒頭のパリでのシーンで観客たちは、大きな興奮を見せ、一丸となって盛り上がりを見せたと共に、エンドロール、本編終了時には拍手・歓声が大きくあがるなど、パリの会場で、世界中のファンが強く結びつき、感動・興奮にあふれた3.5時間となった。