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排泄物をリサイクル、宇宙飛行士が“塗って食べる”日が来るかも…米大学で研究進む

2025-08-22 03:46:00
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宇宙飛行士が、自身の排泄物をリサイクル、「塗って」食べる日が来るかもしれないという。 マーマイトやべジマイトのように粘り気のあるスプレッドとして再利用できる可能性があるそうで、長期のミッション中における食料不足の一助となるとして期待されている。 米ペンシルベニア州立大学の研究で、4フィート(約1.2メートル)の閉鎖型円筒形システムを使用し、排泄物と接触する微生物を特定、その微生物による分解でメタンが放出され、メタン酸化細菌のメチロコッカス・カプサラトゥスを大量に発見した。そして、この細菌はタンパク質が52%、脂肪が36%で栄養源として適しており、排泄物に含まれる病原菌もほとんど含まれていないことが判明したという。 同大学の地球科学者クリストファー・ハウス博士はこう話す。 「トマトやジャガイモを育てるより早いです」 「宇宙飛行士の排泄物を微生物で処理しながら、安全上の懸念に対応し直接的、または間接的に食用可能なバイオマスを生産するコンセプトを考案し、テストしました」 「少し奇妙かもしれませんが、コンセプトはマーマイトやべジマイトの如く、微生物の粘液を薄く塗って食べるようなものです」