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40歳でNSC入学の芸人“25期の母”子宮体がんで死去、昨年3月に「ステージ4のB」公表

2025-08-25 23:21:00
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吉本興業に所属する音楽家・芸人のミッチェルさんが、子宮体がんのため、都内の自宅で亡くなった。47歳だった。 ミッチェルさんは1978年7月1日生まれ、静岡県出身。2歳半からピアノを始め、高校、大学では声楽を学んだ。在学中から音楽家として活動し、卒業後は二期会オペラストゥーディオ予科を上位の成績で終了。その後もオペラ歌手としてだけではなく、幅広いジャンルの歌い手として、ウイーンでの交流コンサートや全国600を超える小中高校での公演など、さまざまなコンサートやライブに出演した。 シンガーソングライター・カノンのバックコーラスを6年間務めたほか、小澤征爾音楽塾にも参加し、「カルメン」をはじめオペラ3作品に出演。2010年には日本卓球連盟 JTTA 決勝戦で国歌斉唱を担当したほか、作詞家としても活躍した。 2019年には40歳にしてNSC(東京25期)に入学、同期生から“25期の母”と親しまれた。卒業後は音楽家からの愛称である「ミッチェル」の芸名で芸人としても活動。配信アプリ「17LIVE」内で開催された「よしもと100人ライバープロジェクト『イチナナ-1グランプリ』」で2位の成績を収めるなど、多彩な才能を発揮した。 2024年3月に吉本興業のWEBメディア「FANYマガジン」のインタビューで、子宮体がんステージ4のBと宣告されたことを公表。医師から「手術をしても5年生存率は20%です」と告げられた際、「この20%にあなたがなればいいんですよ」と言われ、「その言葉に目からウロコというか、感動しました。20%でも可能性があるのだったら、私は前を向いていきたい。だって、音楽家としても芸人としてもまだまだ成し遂げたいことがたくさんあるのだから」と力強く語っていた。 その後も闘病を続けながら活動していたが、7月8日放送のラジオ番組「パンサー向井のふらっと」(TBSラジオ)への出演が最後の芸能活動となった。