東京の臨海部結ぶりんかい線“初の世代交代”、新型車両「71-000形」の出発式
2025-10-02 02:24:00

東京の臨海部を結ぶりんかい線(東京臨海高速鉄道)に導入された新型車両「71-000形(ななまんいっせんがた)」の出発式が、10月1日、東京テレポート駅で行われた。
このイベントは、同社の開業以来、初めて導入することとなった新型車両「71-000形」が、10月1日より営業運転を開始することを記念して開催されたもの。駅コンコースで社長挨拶や新型車両の概要説明、デビューを祝うテープカットを行い、その後ホームに移動して、「71-000形」の初運行の瞬間となる出発式を実施した。
同社の西倉鉄也社長は「新型車両『71-000形』は、まさに、新たなステージを象徴するものになると考えております。開業以来、活躍してまいりました『70-000形(ななまんがた)』に代わる、当社で初めての世代交代であり、2027年度の上期には、全8編成・80両の導入を完了する予定です。この新型車両は、安全性や安定性、快適性、バリアフリー、セキュリティの全てにおいて、現在の車両を大きく上回る性能の実現を目指しました。首都東京の未来に向け、臨海副都心はますます発展していくエリアであり、この地域を支える公共交通機関として、当社は、新型車両の導入はもとより、さらなる安全・安定輸送の確保、安心のご提供、お客様サービスの向上を図り、その重要な使命を果たしていく所存です」と熱い想いを語った。
「71-000形」は、1996年3月の第一期開業区間(新木場~東京テレポート)の開業以来走り続けてきた「70-000形」に代わり、東京臨海高速鉄道が開業30年を迎えるタイミングで導入する新車両。
国際的な人・文化・情報の交流を感じさせるスピード感のあるシャープなデザインと、魅力ある都市景観にふさわしい高級感や上質さを感じさせるデザインをテーマに、ウォーターフロントの美しい眺望や、洗練された都市空間の上質さを備えた車両を目指した。海と都会をイメージさせる色彩で、出会った時のワクワクを演出している。