万博のよしもとパビリオン「問いかけられるネギ」、“未来の所有者”が決定
2025-10-06 17:04:00

大阪・関西万博のパビリオン「よしもと waraii myraii館」に展示中の巨大アート作品「問いかけられるネギ」。その“未来の所有者”が、「下仁田ねぎ」で知られる群馬県下仁田町に決定した。
「問いかけられるネギ」は、現代アーティスト・MASARU OZAKI氏による巨大アート作品。生命の力強さと未来への成長を象徴するもので、会期中は多くの来場者の注目を集め、万博会場内外で大きな話題となった。
万博閉幕にあたり、この作品を次の舞台へとつなぐべく、新たな所有者(個人・法人・団体)を広く公募。購入や寄付を通じて作品を未来へ託す取り組みを実施してきたが、その結果、群馬県下仁田町が新たな所有者として決定、10月6日に譲渡セレモニーが開催された。
譲渡セレモニーでは、「問いかけられるネギ」の作者・MASARU OZAKI氏より、「作品を見た人が自身の心の中との会話を始めることが『問いかけられるネギ』というタイトルにもつながる」と作品に込めた思いや、「地域との接続、地域の人の思い、未来へつながる記憶として育っていってほしいと思っている」と、新たな所有者へのメッセージが語られ、会場全体が温かい祝福に包まれた。
そして、下仁田町の岩崎正春町長は「ネギは単なる農産物ではなく、大地に根差した文化」と話し、今後は今年11月に行われる下仁田ねぎ祭りでお披露目。その後は町民ホールや新施設での展示を予定していることが表明された。