ハリソン・フォード、トランプ大統領の“気候政策”を猛批判「信じられない…」
2025-11-04 03:18:00
    
    ハリソン・フォード(83歳)が、ドナルド・トランプ米大統領(79歳)の気候政策に対し強い懸念を示した。
環境保護活動家として知られるハリソンは、英紙ガーディアンのインタビューで、「彼の政策はなく、気まぐれでしかない。それが恐ろしくて仕方ない」と語っている。
そして「無知、傲慢、虚偽、背信。彼は本当は分かっているのに、現状維持の道具として使われている。世界が崩壊していく中で、彼は金をむさぼっている。信じられない…。歴史上これほどの犯罪者を知らない」と厳しく批判した。
トランプ大統領は1月に2期目を開始し、再生可能エネルギーへの予算削減、化石燃料の推進、科学者の大量解雇と研究成果の削除、政府内で「気候変動」や「排出量」という言葉の使用禁止などを実施。風力発電への嫌悪も示しており、ハリソンは「金色の風車を見たことがないからだろう」と皮肉った。
また、こうした政策が「無知と傲慢、そして意図的な欺瞞の表れ」だとし、トランプ大統領の化石燃料中心の未来像が実現しないことを願っている。
「世界はゆっくりながらも、よりクリーンなエネルギーへと移行している」と同紙が指摘すると、「彼の言うことはすべて嘘。気候変動への対策は可能だ。行動を変え、新技術を生み出し、政策を実行する時間を稼げる。人類は変化できる。驚くほど適応力があり、創造力もある。問題に集中すれば、たいていは解決できる」と語った。
ハリソン自身もロサンゼルス・ブレントウッドの自宅から山火事のため避難を余儀なくされたが、被害は免れた。
「来ると分かっていた。30年間このことを訴えてきた。気候変動について言ってきたことはすべて現実になった。なぜそれでも人々が行動を変えないのか。それは根深い現状維持の力があるからだ」と締めくくった。