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セイコーウオッチ“腕時計の新しい可能性”提案、1984年発売のモデルが生まれ変わる

2025-11-05 09:28:00
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セイコーウオッチは12月5日から、腕時計の新しい可能性を提案する“セイコー パワーデザインプロジェクト”のコレクション第1弾を各世界限定500本で発売する。価格は50,600円~56,100円(税込み)。 セイコーは、1881年に時計の修繕と販売から事業を開始し、1892年に掛時計の製造に着手。大正初期、懐中時計が主流の時代に、やがて来るだろう腕時計の時代に備え、セイコーは腕時計の試作・研究を続け、1913年には国産初の腕時計「ローレル」を完成させた。そして100年を超える歴史の中で、絶え間ない挑戦を続けている。 そんなセイコーの挑戦の歴史のなかでも、“パワーデザインプロジェクト”は、セイコーウオッチのデザイナーが主体となって挑戦に取り組んでいるプロジェクト。2001年に発足し、2009年まで続いた“パワーデザインプロジェクト”は、2022年に13年ぶりに復活し、現在に至るまで続いてきた。この試みはセイコーのウオッチデザイナーが、腕時計の楽しさや面白さに様々な観点から光を当て、 時計の本質とともに探究し、斬新なアイデアを生み出すことを目的としている。 このプロジェクトの復活後、記念すべき第1回を飾った2022年のテーマは「REBIRTH(リバース)ー転生ー」。セイコーの長い歴史の中で生み出された特徴的な腕時計たちの中から、ウオッチデザイナーたちが7本を選び、それぞれの視点によって生まれ変わった腕時計を提案した。そしてこのたび、その中の1本を、セイコーブランドの新たなコレクションとして発売する。 今回登場するのは、1984年当時は婦人用として発売されたオリジナルモデルを、その枠を超えた新しい腕時計として生まれ変わらせたもの。かつて「ブレスレットウオッチ」として親しまれた小ぶりなサイズ感と、アクセサリーのように楽しめる、ゆったりとした着け心地を受け継ぎながら手元になじむ、現代の感性に寄り添ったデザインに仕上げている。 時計本体と12時側の大きな丸いこまを同じような大きさと形状に設計し、一体感を表現することで、ファッションアイテムのような軽やかさを実現。また、サイズの異なるこまを12時側と6時側で使い分けたアシンメトリーなブレスレットは、様々な価値観を内包する今の時代にふさわしい新しいスタイルを目指した。着用した人の最も目に入りやすい、6時側から3つ目のこまだけに施された、きらりと輝く多面カットは、着ける人たちの心が高揚するような、ブレスレットらしい遊び心のあるワンポイントとしてあしらっている。 カラーは、シルバー、ブラック、ゴールドの3色をラインアップ。当初4か所にしかなかったインデックスを12か所の全てに配置し、さらに各ダイヤルカラーに合わせた鏡面仕上げの時分針を採用することで、腕時計としての視認性の向上と外観の美しさを実現した。