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ミキティ、人生の楽しみ方「とりあえず“進む”ということだけを目標に生きている」

2024-09-10 22:02:00
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タレントの藤本美貴(39歳)が9月8日、書籍「ミキティ語録 前しか見ない」(CCCメディアハウス)の発売記念トークショー&お渡し会を実施した。 9月3日に発売した本書は、藤本が自身のYouTubeチャンネル「ハロー!ミキティ」で行っている企画「ミキティ人生相談」などで語った、“藤本美貴流の人生の楽しみ方”を105の言葉にまとめた1冊。発売前重版に続き、早くも3刷が決定するなどベストセラーとなっている。 今回のトークショーでは、藤本とプライベートでもママ友として交流のあるフリーアナウンサー・中村仁美をゲストに迎え、「前しか見ない」生き方についての語りあい、参加読者へのミニ「人生相談」も行われた。 会場に集まった読者に拍手で迎えられた藤本は「発売前からいろいろと配信などでもお伝えしていましたけれど、無事に9月3日に発売することができました」とにっこり。ゲストの中村は「一気読みしました。もうこれは、成人式で1人に1冊配るべきだなと思うんです(笑)」と本書の魅力を語り、「社会に出る前にこの本を読んで、『なるほど、こういう価値観とか考え方があるんだ』と分かっていれば、もっと日本は経済が豊かになる」と力を込めた。 本の中から“ミキティ語”を抜粋して紹介する場面では、子育てに関する「子どもがいても夫婦喧嘩はします」という言葉について、藤本が「どこかの先生には怒られそうな気はしますけど(笑)、私は“見せる”というより“見せてもいいじゃない”と思っています」と説明。さらに「なぜ喧嘩しているのかも子どもに説明もするし、仲直りした時も報告します」と付け加えた。 家庭を“一番身近な社会”だと表現する藤本は「すべて願いが叶って、言うことを聞いてもらえるなんて、子どもの時もないし、大人になったらもっとない。だから子どもの時から夢がすべて叶うわけじゃないということは伝えています。どうやって自分で自分の理想に近づくかだと思う」ときっぱり。 すると、以前から子どもの前で夫婦喧嘩をすることがあったという中村は「どの本を読んでもどの方に聞いても『子どもの前で喧嘩なんてしちゃいけない』と言われていた」「美貴ちゃんにそれを言われてめちゃくちゃ楽になりました」と吐露。「子どもたちも私が不機嫌だったりすると空気を読むようになりました(笑)」と喧嘩を隠さないことによる子どもの変化を明かすと、藤本も「しゃべりたい内容も『今じゃない』ということを感じ取るのは大人になっても大事ですよね」とうなずいた。 その後は、約130人のアンケート結果をもとにした「できればやりたくない家事ランキング」を見ながらトークを展開。料理や食器洗いに関しては「ご飯は食べなきゃ生きていけない。それには食器も洗わないといけない。だから全然しょうがない」と言う藤本だったが、アイロンがけに関しては「しわ加工だと思って生きているから(笑)」とコメント。 一方で、夫である庄司智春については「自分でアイロンをかけてくれます」「ご飯も作ってくれます。親子丼とかパスタとか、オムライスとか」と明かし、「どうやったら夫が家事をできるようになるか」という質問には「とにかく褒めること」と断言した。 来場者のミニ人生相談コーナーで、「子どもが産まれる前に夫婦でしておくべきこと」という質問が出ると、中村は「子どもが産まれると、相手に対して余裕がなくなってやさしくできなくなる。向こうもそうだしこっちもそうだから、『なんて良い旦那さんと結婚したんだ』という思いを貯金しておく」とアドバイス。「なにかあってもそれを思い出して噛み締められるから」という中村に、「噛み締めながら生きているの?」と笑いながら驚く藤本。ほかにも「“人間が出てくる映画”を観ておくことかな」(藤本)と、子どもが小さい頃は子ども中心の映画選びになることから、大人向けの映画を観ておくことをアドバイスした。 トークショーの終わりには、中村が「読んでも、なかなか私は美貴ちゃんのようには生きられないとは思うんですけど、心がちょっと弱っている時とか傷ついている時に、美貴ちゃんの言葉が自分の中にあるかないかで心の健康状態が変わると思うので、ぜひ、1人1冊持っていただきたいなと思います」とコメント。 藤本は「『前しか見ない』と言っていますけど、もはや前がどこかも分からなくなっている状態です(笑)。とりあえず進むということだけを目標に生きているので、とりあえず皆さんも、辛い時とか悩んだ時とか、前なのか後ろなのか分からなくてもいいから、自分が思う“前”に進んでくれる1冊になったらいいかなと思う」と呼びかけた。 その後のお渡し会では、藤本は約150名の参加者にサイン本を手渡し。ひとりひとりの言葉に耳を傾けながら、短い時間でもしっかりアドバイスを贈るなど、参加者の笑顔が絶えず、盛況のうちに終了となった。